注意

日記に載せていたプチ小説をまとめたものです。
なので、中途半端に終わっているものがほとんどです。
あと、書き方なども見直していませんので・・・
所詮は日記小説、と思ってご覧ください。



+モンスター主体+




妄想の産物


きっと父上がWGPからいなくなって、何かあったと悟り
若は強くなろうとしてたんだよ。
でも成長できなくて、そこへマダムがやってきてだね。
「その程度の力で私を越える事ができると思っているのか?」
「うるさい!」

とまぁ、ムキになる若
子ども扱いをするマダムは、そんな若を見てある秘薬を渡す

「それほど言うのなら、これをやろう。使う使わないはお前の自由だ」
「・・・なんだよ、これ」
「使えばわかる」

それはもう見下したように笑いながら、渡すわけですよ。
渋々ながらも受け取って、マダムが去ったのを見計らって飲んでみる若。
で、12レベになったと・・・
しかし現在はその効力切れて、1に戻ったと・・・
結局マダムに遊ばれてるじゃん、若!!(オチ)


(2005.11.30)

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「何故ここまでする! ウッド!!」(社長にはローズよりウッドといって欲しい・・・気分)
――何故?」

 さも心外そうな表情を浮かべマダムは微笑する

「お前を愛しているからだ、グリフ。他に理由が必要か?」


要りませーん!(強制終了!!


(2005.12.06)

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――ここはモンスターの引き取りは営業外です」


 鈍い音と共に降りてきた緑色のカマキリを見て、ダークはひっひっと笑う


「ほぅ。ここがあの有名な『リヴリー引渡し所』か。それで、お前の名前は?」
「見知らぬ者同士が挨拶をする時は、先に自分から名乗るものと聞いたことがあります」
「なかなか強気な奴だ。まぁ、いい。私はローズウッド」
「パーク建設予定地ブルーに棲み付いているモンスターですね」
「そうだ。それで、お前は誰だ」
「小生、ダークヤグラと申します。こちらでリヴリー引渡しの営業をしています」


 どこか妖しく不思議な雰囲気を纏うダークを、マダムは興味深く見下ろす


「・・・ダークか。お前の雰囲気はリヴリーというより、私たちに近そうだが」
「小生はリヴリーです」
「リヴリーを引き取って、この奥に閉じ込めるのにか?」
「それが仕事です」
「大体この奥には何がある?」
「ないしょうです。ひっひっひ・・・」


 さも楽しそうにダークは笑う
 マダムは鋭い鎌を光らせゆっくりとだが、ダークの身体を檻の方へ追い詰めていく


「小生は食べられません」


 するりと身体をうねらせ、マダムの背後へ立つ
 普通のリヴリーと違う動きに、マダムは笑みを深くする


「おもしろい。私はお前を気に入った」
「モンスターに気に入られても、営業できません」
「お前は私が恐くないのか?」
「・・・そういえば、人間にはカマキリも虫の部類に入ると聞いたことがあります。小生はリヴリーですから、虫が大好きです」
「私を食べるというのか」
「ひっひっひ・・・」


 マダムの周りを浮遊しながら、妖しげに笑うダークの腕を掴みマダムは言う


「食うか食われるかの関係も悪くない。またこよう」
「その時はぜひ、引き取り可能なリヴリーを連れてきてください」


 姿を消したマダムの後を見つめ、ダークは再び低く笑った―――


(2005.12.13)

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マダム研究


友人Aのマダム像
性別:女性


「ほぅ、なかなか面白い。わらわに逆らうとは、よほど腕に自信があるのであろうのぅ」


 建設予定地ブルー
 わが身を取り囲んで群がるリヴリーたちを前に、マダムは鋭い大鎌を振り上げ笑みを浮かべる
 妖艶な禍々しい気に押され、リヴリーたちの額に汗が流れた


「ならば早速試してみようぞ。そして己の無力さを嘆きながら、あの世へ逝くがよいわ!!」


* * *


友人Bのマダム像
性別:女性


「そう、今回の相手は貴方たちということね・・・」


 周囲を取り囲んでいるリヴリーたちを一通り見回し、マダムは2本の小型な鎌を取り出す
 妖しく緑に光るそれを器用に手で回すと、彼女は楽しげに笑った


「倒すか倒されるか・・・私は一切手加減しない。さぁ、戦闘開始よ!!」


* * *


友人Cのマダム像
性別:男性


「今宵もたくさんのリヴがいるようで・・・全くもって愚かですね」


 取り囲むリヴリーたちを上から見下ろし、ウッドは手にもった大鎌を宙に掲げる


「しかし、愚かであっても私にとっては都合がいい。ゆっくりと殺してあげましょう」


* * *


尊敬するPさんのマダム像(場面変えて、さらに社長プラス!)
性別:男性


「貴様等と戯れているヒマなどない!」


 戦いは、短いものだった
 現われた直後は、いつものように楽しげな笑みを浮かべ、リヴリーたちを見下ろしていたのだが・・・
 戦いが始まった途端、彼は表情を変えると、すぐにその姿を消した
 あっけない幕切れに、集まったリヴリーたちはひと時ざわめいていたが―――
 やがて、その声も消え、各々パークを去っていった


 一方


「グリフはどうした!」


 荒々しく館の扉を開け入ってきた主人に、女官は頭を下げる


「グリフォン様は只今お部屋で休まれております」
「身体の方は?」
「ご心配要りません」


 その言葉を聞き、ようやくウッドは一息吐く


「部屋には誰も入るな」
「かしこまりました」





 ―――グリフォンの部屋
 起こさぬよう静かに扉を開け、ウッドはベッドに横たわる彼を確認する
 ひどく穏やかな表情を浮かべ眠っているその横に跪き、ウッドはそっと彼の頬を撫でた


「あまり私に心配をかけさせないでくれ・・・お前がそうだから、私はお前を一人にしておけないのだ」


 どこか苦しげに吐き出される言葉
 グリフォンは変わらずに眠り続けている


「本当は鎖などいらないのかもしれない。しかし、そうでもしないとお前が消えてしまいそうで・・・私はたまらなく恐怖を感じる。―――グリフ、頼む私の傍にいてくれ。お前の罪は私が被る、だからずっと私の傍に・・・」


(2006.01.17)

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 ――――場所はWGPクラシック
 静まり返ったこのパークに、鋭くも小さな声が響く。


「強くなって、絶対父様を見つけ出してやる!」


 小さくして、父と同じくWGPの主となった若――ベビーグリフォンは呟いた。
 レベルも低く、モンスターといえど、ほとんどのリヴリーから恐れられることがない。
 いつか憧れの父のように強くなるため、日々修行に励んでいたが・・・


 ―――ある日、父の姿がWGPから消えた


 自分に何も伝えず、痕跡さえも残さずに、父は消えた。
 瞬時に、父の身に何かあったことを悟ったが、弱い己に手がかりを掴む事すら出来ずにいる。


「もっと・・もっと強くなってやる!」


 愛する父のために―――
 その想いだけが、ベビーグリフォンの心を支えていた。






――おやおや、夜遅くまで随分と頑張っているようだねぇ」
「・・っ!?」


 不意に背後に現われた気配に、ベビーは反射的に身構えながら後ろを振り返る。
 そこには、鮮やかな黄色のドレスを身に纏い、扇で口を覆っている女―――クインがいた。
 モンスターの中でもマダムや父と並んでレベルが高く、全てのハチを統べる女王
 放つオーラには、たとえ同じモンスターといえども、気を抜けば押しつぶされそうだった。


「どうして・・ここに・・・?」


 やっと搾り出した言葉に、クインは目を細めにっこりと笑った。


「お前に朗報をもってきたのよ、ベビー・・・ グリフォンを探しているんだろう?」


 パチン――と閉じられた扇でベビーのアゴを軽く持ち上げ、クインは彼の耳元で囁く。


「私は、グリフォンの居場所を知っている―――
「なっ・・!?」


 目を見開き食い入るように己を見つめるベビーの視線を流し、彼とすれ違うように彼女は背後へ回る。


「父様はどこにいるんだ!!」


 彼女を追いかけるよう振り返り、ベビーは彼女の腕を掴んだ。


「まぁ、そう慌てずとも教えてやる。しかし、お前ではグリフォンを取り戻す事は、まず出来ないだろうねぇ」
「どういう意味だよ!」
「理由は簡単・・・お前は弱い」
「・・・っ」


 言い返せないベビーを見て、クインはさらに目を細めた。


「とりあえず教えてあげようかねぇ・・・グリフォンは、マダムの館にいる」
「マダム!?」
「あの男は、グリフォンを独占するために館に閉じ込めたのさ。何という下賎な考えだろうか・・・」


 父をさらった相手がマダムとわかり、ベビーの身体は小刻みに震えている。


「グリフォンを助けたいかぃ?」
「当たり前だ!!」


 激しい闘争心を目の前にして、クインは再び扇で口元を覆うと、小さく喉で笑った。


「なら私がお前を助けてやろう・・・私と手を組む気があるのなら―――


 すっ―と出された彼女の手
 ベビーは顔を一瞬顰めたが、そっと彼女の手の甲にキスを落とした。


(2006.02.03)

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